腸温活プロジェクト


腸温活プロジェクトについて お知らせ お問い合わせ

腸温活と脳

川嶋朗先生に聞く「気になる季節の不調と腸温活について」

川嶋 朗 先生東京有明医療大学 保健医療学部 鍼灸学科 教授

川嶋 朗 先生

北海道大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学大学院医学研究科修了。Harvard Medical School & Massachusetts General Hospital留学。東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長を経て現職。東洋医学研究所附属クリニックにて自然医療部門を担当し、自然治癒力を重視した近代西洋医学と代替・相補・伝統医療を統合した医療を日本の医療系の大学で実践中。「よりよく生きる」「悔いのない、満足のいく人生を送る」ための心得として、「自分の理想的な死とは何か」を考えるQOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)の提唱者。日本内科学会総合内科専門医。日本腎臓学会・日本透析医学会指導医。日本統合医療学会・日本予防医学会理事など。
「冷えとりの教科書」(マイナビ)、「医者に殺されないための『かかりつけ医』の見つけ方」(光文社)、「医者が看取りから教わった身近な人に迷惑をかけない39の心得」(宝島社)など著書多数。
Q私たちが知っているようで実はよく知らない「5月病」とはどのようなものでしょうか。

A「5月病」とは、環境変化に伴う不安障害、気分障害

「5月病」とは、ゴールデンウィークが終わった5月頃に症状が出ることから名付けられた、いわゆる不安障害、気分障害のことです。なぜ5月に不安障害、気分障害起こりやすいのかというと、日本では4月に新年度が始まり、職場や学校などの環境が変わります。初めは皆さん気合いを入れて頑張ることができるのですが、ゴールデンウィークの連休でフッと気持ちが抜けてしまう。その時に自分のいる場所を「分不相応」だと考え、この先もやっていけるのか不安に感じてしまうことで起こると考えられています。これはあくまでも私の個人的な印象ですが、5月病は若年化していると感じています。逆境に耐える力が備わっていない若い人が増えているのかもしれません。

Q私たちは「5月病」にどう対処すべきでしょうか。

A体のストレスになる冷たい食事は控え、脳内伝達物質の材料を補給する

5月病は環境変化に伴うストレスが体にかかった状態なので、まずはストレスを減らす必要があります。まずやっていただきたいのは、冷たい食べ物、飲み物(冷たい食事=体にとってストレス)を控えることです。それと同時に、脳の中の伝達物質(セロトニン:精神を安定させる/ドーパミン:快楽を司る)をきちんと作るために、その材料となるトリプトファンやチロシンなどを豊富に含む食品を取るといいでしょう。要は体のストレスになる食事は控えて、栄養バランスの良い温かい食事を取るということです。
Q「5月病」に腸温活、具だくさんスープは有効でしょうか。

A「5月病対策」には豆入りの温かい具だくさんスープがオススメ

もちろん有効です。温かいスープなら体が冷えることによるストレスはありません。脳内伝達物質の材料となるトリプトファンやチロシンは大豆に多く含まれているため、豆が入ったスープなら尚良いといえます。また、最近は腸内フローラとうつの関係も注目されていますが、腸内フローラのバランスを良い状態に保つには善玉菌を増やす必要があり、そのために必要な食物繊維は豆や野菜に多く、スープなら生野菜よりも効率的に野菜に含まれる食物繊維を摂ることもできます。温かい具だくさんスープで腸温活に取り組み、春のストレスを上手く乗り切ってほしいですね。

腸は第二の脳

ページの先頭へ