腸温活プロジェクト


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日本人は冷えている!?

60年前の⽇本⼈の平均体温は36.89℃だった

現代⼈の体温は下がってきているといわれています。東京⼤学医学部の研究者らによる⽇本⼈の平均体温を⼤規模に調査した研究が、約60年前の1957年に発表されています。3000⼈規模で⾏ったこの調査で割り出された⽇本⼈の平均体温は36.89℃。およそ7割の⼈が36.6℃〜37.2℃の間に分布しており、37℃以上という⼈が約4割にのぼりました(右図参照)。

この数値を⾒て「意外に⾼いな」と思う⼈のほうが多いのではないでしょうか。⼤⼈であれば平熱は36℃台前半、なかには35℃台も少なくなく、冷えを実感している⼈も多いといわれる現代、じわじわと低体温化が進⾏しているのかもしれません。

1957年 健常⼈の腋窩えきか平均体温分布

1957年健常⼈の腋窩平均体温分布図

出典:⽥坂定孝ら「健常⽇本⼈腋窩温(えきかおん)の統計値について」(1957)

「冷える」原因は快適・便利な
⽣活環境

もともと体には、⾃分の体温を⼀定に保つ⾃動調節機能が備わっています。寒ければ熱となるエネルギーを作り出したり、暑ければ汗をかいたりなど、さまざまな体の機能が体温調節のために働きます。ところが、快適さ、便利さを求めた結果、現代の⽣活環境は、体温調節機能を乱し、低体温化を招く要因に満ちています。主なものには、運動不⾜による筋⾁量の低下、冷暖房が完備された住環境、体を締めつける下着や靴、シャワーだけの⼊浴、⾁中⼼の⾷事などが挙げられます。

冷えやすい現代環境

  • 運動不足による筋肉量の減少
    運動不足による
    筋肉量の減少
  • 過剰な空調による体温調節の乱れ
    過剰な空調による
    体温調節の乱れ
  • 肉食中心の食事
    肉食中心の食事
  • 運締めつける下着や靴
    締めつける
    下着や靴
  • シャワーだけで湯船につからない
    シャワーだけで
    湯船につからない

「低体温」から⽣まれる冷えの悪循環

体が冷えると、セロトニンをはじめ神経伝達物質やホルモンの合成がうまくできなくなるため、体だけでなく精神的にも不調を招くことに。日々のストレスもあわさり、、血管を収縮させて全身の血行不良を招きます。これがさらなる冷えを呼び込む、という「、冷えの悪循環」が起こってしまうのです。また血行不良により栄養の運搬や老廃物の排出が滞り、さまざまなトラブルや不調が生じます。

冷えの悪循環

冷えが「停滞腸」をつくる

低体温が続くと、体の基本的な機能が低下するのにともない、内臓の働きにも悪影響があらわれます。最近、低体温の人によく見られるのが、腸の運動が弱い「停滞腸」です。

体が冷えると交感神経が優位になり、腸管の運動が抑えられるとともに、血管が収縮して腸に向かう血液量も少なくなるため、腸の働きが悪くなると考えられます。これが停滞腸です。

停滞腸になると、消化・吸収・排泄がうまく行われなくなってしまうため、下腹部の張りや腹痛といった症状が出るようになります。また、本来すみやかに排泄されていなければならない不要な老廃物や毒素が長期間体内に留まることになって、ニキビや肌荒れ、肥満、体臭、便秘といったさまざまなトラブルが起こるようになります。また新陳代謝が衰えてしまい、細胞の活動や血流が滞って、さらなる冷えを招くことにもなります。

全身に及ぶ「停滞腸」の影響

停滞腸イメージ

出典:松生恒夫
『腸はぜったい冷やすな!』光文社(2012)

ふだんから低体温なら、冷えがなくても要注意!
腸管の機能が下がる「気温差10℃の法則」

ふだんから低体温でなくても安心はできません。実は、10℃以上の急激な温度差が腸の働きを悪くする「気温差10℃の法則」があるのです。

猛暑日が続く真夏にオフィスや電車の中が冷えすぎていたり、反対に寒い冬に室内を暖めすぎたりすると、その温度差は容易に10℃を超えます。また最近は季節の変わり目の寒暖の差も激しく、35℃の猛暑日の翌日に25℃以下と肌寒くなるといったこともしばしば。このように急激な温度差があると、交感神経が興奮して腸の働きを抑え、冷えを助長してしまうのです。前日から10℃以上の気温差があった日は、クリニックで便秘の患者さんが約3倍に増えたというデータも。たとえ自覚がなくても、腸を冷やさないケアが大切です。

「気温差10℃の法則」で停滞腸に注意!

「気温差10℃の法則」で停滞腸に注意!

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